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同窓会本番。

入り口のウェルカムボード
泣いても笑っても同窓会当日が、愈々やって来た。
梅雨真っただ中、雨で会場となるホテルがすこしけむっている。
Yくんと神戸駅で会い、少し早めにタクシーで現場へ。
もう、きょうは、「現場」という言い方でいいだろう。
やることが山ほどある。
さて、まず前もって送っておいた当日配布する出席者の名を連ねたリーフレット、
ウェルカムボード、横断幕、アーカイブ写真をデザインしたワンシートの大型出力2枚。
これの梱包を解いて、準備にかかる。
ウェルカムボードは、Kさんが大きなイーゼルを提供してくれた。
それににしてもよくもこんなに大型で出力して、写真がぼけないものだ。
すごいぞ、デジタル技術。
すごいぞ、オレ、いや、ぼく。

開場時間となり、続々とみんな集まりはじめた。
35年振りの顔を確認したいけど、そんなヒマはなし。
受付の人たちも、頑張ってくれている。
まず一番でかい横断幕を吊ることにする。
上から降りて来る器材にヒモで吊るのであるが、
ここで頑張ってくれたのが、Kくんだった。
ヒモでくくるだけなのだが、我々素人が結ぶとなると甚だこころもとない。
漁業とは、まさに「結ぶ」ことから始まる。(未確認〈笑〉)
とにかく彼のその素早い手さばきは、まるで魔法を見ているようだった。

次は、MC担当のお二人とBGMの打ち合わせ。
ここで、この曲がFIするので、かぶって入ってください、云々カンヌン。
別に、ホテルの人に任せればいのだが、音楽だけは自分で選びたかった。
ウチのレコード棚から、あれこれ選び、2枚のCDに焼き付け。
自分で選んでしまったので、結局タイムテーブルから目を離せなくなってしまった。
タイムテーブルは、Tさんがつくってくれた。

ここで、パルちゃんが東京から駆けつけてきた。
久しぶりだ。
いきなし、MDを渡されて「本番でこれかけて」。
え、いや、そんな突然渡されても・・・
ま、別にいいか、たぶんできるやろ。
何回もステージ見てるし。
結婚式でもやってもろたし(笑)。

そうこうしているうちに、本番が始まる。
えっと、最初に♪キンコーン、カンコーンって、チャイムが
鳴ったのは、みんな聞こえてたのかな。
Yくんが、選んでくれた音源から。

それから、怒濤の2時間半が始まった・・・・・

先生も生徒も、大盛り上がりの様相を呈し、
楽しい時間は、すぐに過ぎ・・・

パーティも終盤、MCが最後のコメント。
それにかぶせて、Paul McCartneyの
「The Long and Winding Road」を流す。
これは、ビートルズのバージョンではなく、
ポールが、近年、新録音したものだ。
最初に、甘いサックスソロがフェイドインしてくる。
この音色が、なんとも黄昏れているので、
モザイクをバックにした、リゾートホテルとマッチするのではないか、
と思い選んだのだが成功だったようだ。
後に、S先生が、褒めに来てくれた。びっくりした。
聴く人は聴いてくれてはる。ちょっとジーンときた。

さ、これでBGMはこのまま最後まで流しておけばいい。
はー、終わった。とうとう終わってしまった。
泣いても笑っても、地団駄踏んでも、寝転がってぐるぐる回りながら、
いやいや〜と叫んでも、パーティーは終わってしまったのだ。
え、ぼく、何か食べたっけかな?
え、ぼく、誰と話したっけかな?
え、ぼく、誰と写真撮ったっけかな?

そこには、こんなやくざな仕事(笑)をしたばかりに、
パーティーを俯瞰でしか見ることが出来なかった残念なぼくがいた。

そう言えばSさんが、最後にケーキ取ってくれた。
なんか、一気食いした覚えがある。
あ、Tくんが、コンソールに日本酒持ってきてくれた。
まあ、一献て。いえ、なんか食べ物を・・・(笑)

コンソールの後片付けをして、なんやかやとしているうちに
ほとんどの人が、はけてしまい、ホテルの人たちが撤収と片付けに入っている。

ガ〜〜〜ン。
ほんまに、終わってもうたがな。。

ああ、同窓会。