テレビに流れる、TSUNAMIのリアルタイムの映像。
言葉を失い、ただただ、呆然とした。
2004年12月のスマトラ沖地震のTSUNAMIの映像も言葉を失ったが、
この度の東日本でのそれは、その何倍もの勢いでみるものに迫ってきた。
仙台での映像、それはまるで悪魔のようだった。
悪魔の黒い舌が、あらゆるものをいとも簡単に飲み込んでいった。
人間が、長い歴史の上に造り上げてきた物、風景、そして人を
爆弾投下の絨毯攻撃のように一瞬で奪い去っていく。
自然災害は、その「意思」がないだけに、
被災者は感情の持っていくところがなくなる。
ただ、悲惨である。
16年前の揺れを思い出した。
あの時は、ぼくも被災者だった。
どうか、一日も早く元の生活に戻れるよう、
祈願するばかりだ。
こんなことしか言えないことがもどかしい。
ただ、自分の範囲で出来ることをしようとおもう。